2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「イスラエル人材が最新ITを牽引する」(Newsweek日本語版2024年9月17日24日合併号記事より)

イスラエルが科学技術分野で優秀な人材を輩出しているのはなぜか? 955万人の人口で四国程の国土しかないこの国は周りを敵国に囲まれ、背後は地中海という地政学的な理由から国家を維持するために科学技術で優位に立とうとする国家としての戦略があります…

「AIをより創造的に活用する方法」(日経パソコン2024年8月26日号記事「本田雅一の先読みジャーナル」より)

この記事では、生成AIを使って創造的な原稿を執筆するための手順が紹介されています。 私が考えるポイントは、入力させる元情報として英語の記事など筆者が特に参考にしたいと考える情報をPDFや音声などで入力させて、あらすじを目次で指定するなどして、AI…

『日本行政の全情報を握る「アマゾン」』(選択2024年9月号記事より)

日本の国、地方公共団体ではさまざまな情報をクラウドに一元化するというガバメントクラウド(ガバクラ)への移行が進んでいるとのことですが、元デジタル大臣平井氏の意向でアマゾンウェブシステム(AWS)が事実上使われるということで、政府では大口利用で…

「Health チャットGTPのセラピーで悩みがすっきり解消?」(Newsweek日本語版2024年絵9月17日24日合併号)

生成AIに悩みを打ち明け、セラピーを受けるというTikTok動画が流行しているとのことです。 米国では、セラピストのサービスを受けるためには100~200米国ドルがかかり、これは若い年代にとっては高いハードルとなるため、お手軽にチャットGPTなどに悩…

老人介護施設の実験からわかる自主的で活発な組織を作る小さな違い (選択の科学、第1講、コロンビア大学ビジネススクール特別講義、シーナ・アイエンガー著)

コネチカット州の老人向け介護施設で1976年に行われた研究が紹介されています。 一つ目のグループAでは、植木鉢を与えられるがその世話は職員が行う、週2回映画が見られるよう職員が手配する、他の使用者と交流することも許可される、そして職員が入居…

機械学習アルゴリズムはバイアスを生み出す

グーグルの検索にしてもアマゾンのリコメンドにしても、今や機械学習で訓練させたオペレーティングシステムが生活の重要な部分に入り込んできています。 このAI学習アルゴリズムは、大量のデータを学習してパターンを読み取るのですが、この過程で深刻なバイ…

不自然かつ疑問が残る南海トラフ臨時情報(選択2024年9月号記事「南海トラフ「臨時情報」は廃止せよ」より)

令和6年8月8日、日向灘沖で起きた地震を受けて気象庁は南海トラフ臨時情報注意が発令しました。 発令当時からこの臨時情報については根拠となる説明がないばかりか、その説明の仕方もこれを契機に防災について再度確認してほしいなどと災害が迫っていると…

非対称性から強みを軸に戦略を組み立てる(戦略の要諦、第11章、リチャード・P・ルメルト著)

戦略を組み立てる第一歩が強みをもつということです。これは同業他社とは異なる非対称性をもつ要素で、特に、情報、ノウハウ、地位、熟練、組織の運営といったものです。ここで地位とは、ブランドや評判、流通チャネルといったものです。 他社と違う点はどこ…

「「電子カルテ」は恐ろしい」(選択2024年9月号)

政府や厚生労働省が医療現場のカルテを電子化して患者情報にアクセスできるよう勧めており、ある都内の医療法人では運営するいくつかのクリニックのカルテをクラウドに電子化するとともに患者の予約システムを導入しようとしたとされています。 この医療法人…

「外国人家事労働者は少子化の切り札か」(Newsweek日本語版2024年9月10日号)

韓国ソウルでは試験的運用としてフィリピン人家事労働者100人を採用し少子高齢化に歯止めをかけようとしているそうです。 ただし現実は意図した効果が得られるか疑問視されているそうで、家事労働者の国家資格があるというフィリピン人労働者に最低賃金を…

デジタルを使ったマーケティングにはどのようなものがあるか?(「コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略」、第8章~第12章、フィリップ・コトラー 他2名 著、朝日新聞出版)

デジタルを使ったマーケティング手法として、データドリブンマーケティング、予測マーケティング、コンテクスチュアルターゲティング、拡張マーケティング、アジャイルマーケティングが紹介されています。 今となってはどれもよく知られた手法ですが、改めて…

『ハンセン病隔離と継承された「生」』(Newsweek日本語版2024年9月3日号)

琉球でもハンセン病患者が差別・迫害され、療養所に隔離されてきた歴史があり、現在も療養所では30人が生活しているそうです。 第2次大戦中は国辱であるとされて競ってハンセン病患者が強制的に施設に送り込まれたとされています。 これまでに3000人以…

デジタルトランスフォーメーション(DX)を戦略的に取り入れて効果をだすには?(「マッキンゼーでREWIRED」、section1-3、エリック・ラマール他2名 著、東洋経済新報社)

デジタル化、生成AIを自社の業務に取り入れなければ今後大きく後れをとってしまうと考える経営者は多いはずですが、DXで成果を得るところまでもっていくのはかなり難しいのが現実です。 ここでのアプローチは顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)の流れと…

「初の女性首相が生まれる日」(Newsweek日本語版2024年9月10日号)

自民党の総裁選挙に女性3人が候補に挙がっており、日本初の女性首相が生まれるのではないかが期待されています。 記事では日本や米国はもちろん、先進国でも女性が大統領や首相など元首になった例が意外と少ないことが指摘されています。 近い所では、最近…

「Who Gets what (フー・ゲッツ・ホワット)―マッチメイキングとマーケットデザインの新しい経済学」(アルビン・E・ロス)

腎臓移植は血液型など適切な組み合わせでなければ成功しないが、例えば夫が腎臓移植を希望し、妻が腎臓を提供できる場合、どのようにして多くの患者を救うための腎臓移植を成功させるか、これには病院の患者の囲い込みなど多くの利害が関わることになります…

「タバコ企業と医療者「禁断の癒着」」(選択2024年8月号)

日本国内ではほとんど報道されていない記事ですが、イギリスやアメリカの雑誌や新聞などで大きく取り上げられているとされています。米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)が東京大学や京都大学の研究者に加熱たばこに有利な研究を発表する代わり…

「共産党 「ポスト習近平」の中国に備える時が来た」(Newsweek2024年9月3日号)

記事によると今年習近平は7月30日から8月19日まで公の場に姿を見せず、8月19日も習近平の映像が公開されたのが夕方になったということで重病説が流れているそうです。記事によると脳に血管障害がありながら手術をせず漢方薬による治療をしたという…

「データサイエンスと経営を結び付ける方法」(ハーバードビジネスレビュー論文)

この論文ではデータサイエンスの成果が経営者にわかる言葉で伝達されないという「ラストワンマイル問題」に対する取り組み方法が提示されています。 統計学的な客観性を重視するデータサイエンティストと実務的な人事や方針などを決定する取締役には知識も関…

「ソフトの安全保証 数学に「解」探る」(日経サイエンス2024年9月号)

記事によると自動運転システムでは他の走行車の動きに応じて最適解を導かなければならず、しかもリアルタイムに処理しなければならないとすれば計算量が膨大となり走行が追い付かなくなってしまうという課題があったそうです。 それを蓮尾一郎教授のシステム…

「医師志望者が海外に流出している」(Newsweek日本語版2024年8月27日号)

記事によると日本人が、ハンガリーなど比較的学費や生活費の安い大学の医学部を英語で受講し、EU内で医師として働く道を選んでいるとしています。ハンガリーの医学部では最近30人程度で推移しており、昨年は44人になっているそうです。EUでは奨学金も充…

「陸空両用の「空飛ぶ車」 社会を変える「ASKA」の挑戦」(Wedge2024年8月号)

会長のカプリンスキー真紀氏1977年愛知県生まれの日本人女性でイスラエルで商社勤務中にイスラエル人の夫と知り合い結婚されたとのことです。 2018年から米国シリコンバレーで現在のASKAを立ち上げ空飛ぶ車の実証実験を繰り返しているとのことです。…