2024年5月人間性を語る夕べ(障害者自立応援委員会)

 5月10日報告者は名古屋第一法律事務所の弁護士の加藤洪太郎氏でした。同友会歴45年という大ベテランで80歳に近いとお聞きしています。

 今回報告の際に自らの人生を顧みる機会となったとされていましたが、五感で人生を楽しむというスタンスで幼少のころから既に人との連帯を考えていたとのことで、独立した士業には珍しくかなり早い段階から組織化を進め、現在弁護士約30人、事務員約30人弱という規模で運営されています。

 2006年から1年をかけて理念を全スタッフで作り直したということで、長めの理念、ステートメントが打ち出されています。その中には大きな権力に屈することなく人権を守るという弁護士らしいものも含まれていますが、自主性を重んじ民主的に運営する、既成概念を打ち破るといった同友会の会員らしいものも多く含まれていました。

 身近な例でいえば、一人が仕事に付きっきりになってしまえば旅行を楽しむこともできなくなってしまう。このことから連帯の必要性が導かれると言われていました。

 またリンゴ1つを食べるにしても、生産農家から多くの人が関わり合い、自分が手にすることになるのであり、社会が相互依存で成り立っているのだということでした。

 グループ討論では、浅井委員長から変化の少ない内勤作業者が日々の業務を続けていけるモチベーションは何だろうか、という問いかけがありました。

 結論としてはその社員に聞いてみるしかないということでしたが、障害者の置かれている社会環境からすれば正規で雇用されていること自体かなり優遇されているといえるのではないかと思いました。

 視覚障害者では正規の雇用で最低賃金以上を稼げる仕事に就職できること自体難しい面があり理念と現実のギャップを感じざるを得ない印象です。

 

水野健司特許法律事務所

弁護士 水野健司

水野健司特許法律事務所|技術・知的財産、外国企業との契約書を中心に解決 (patent-law.jp)