病院では多くのアラーム音が鳴っているため医療関係者が重大なアラームを聞き逃してしまう危険性があるとされています。実際に5年半の間に警告音を切ってセットをし忘れた等の関連事故で550人以上もの死亡事故が起きているとのことです。
この研究グループでは楽器などの打撃音が音量が小さくでも聞こえやすいということを発見しアラーム音に応用することを検討しているとのことです。
例えばトライアングルの音がオーケストラの中にあってもはっきりと聞こえるのはそのせいで、逆に単調なビープ音は認識されにくいということです。
ただ音自体を工夫して認識されやすくするのはよいものの、やはりアラーム音が頻発するのでは疲労は発生するということですので、できる限り適切なタイミングで適切な音を鳴らすという2つの方向性からの改良が必要であるということでした。
現代はPCにしてもスマホにしてもアラーム音は毎日何回も聞いているので小さな音でも認識しやすいというのは嬉しいですね。
水野健司特許法律事務所
弁護士 水野健司