わかりやすく伝えること、自社を知ること

 令和6年6月25日南地区6月例会が開催されました。報告者は中川地区の株式会社愛知レジン代表取締役の今野太郎氏でした。

 今野氏が創業した会社で現在も拡大を続けています。同友会に入り様々な話を聞いて大きく変わったとされています。

 まずは指針の理念から入り自らの思いが伝わるように何度も書き換えて職人肌の社員さんにも伝わるわかりやすくシンプルな言葉を使って自らの思いを伝えるということでした。

 そして方針では自社のことを正確に知るためにSWOT分析なども使い、どうすれば強い組織を作れるかということを考えていて指針の骨格が会社全体によく伝わっていて組織を支えているということがわかりました。

 今野氏はビジョンは5年という中期的な時間で捉えていて同友会のモデルを自社に修正しながら取り入れられているということでした。

 小規模で起業した場合社員を年々着実に増やしていくというのは相当な困難が伴い、同友会会員でもこれを成し遂げている企業はごくわずかという中、今野氏は、よい会社、強い組織を作りたいという思いから零細企業から組織化された企業へと成長をされたのだということでした。

 また自社の売上拡大するために自社独自の強みをもった商品や施工についてもかなり工夫をしていて全国から注文を受けているということでした。

 いずれにしても組織面、売上と利益を確保するための戦略がよく練られていて指針が威力を発揮しているという印象で、とても参考になりました。

 

水野健司特許法律事務所

弁護士 水野健司

水野健司特許法律事務所|技術・知的財産、外国企業との契約書を中心に解決 (patent-law.jp)