電気自動車(EV)の売り上げが鈍化している傾向が明らかになってきています。
これはEVに対する各国の補助金がカットされてきていることに加えて安価な中国製EVを排除する欧米の政策もあるといわれています。
ただEVも一時期のブームを終えて安定した選択肢の一つという位置づけになってきたのではないかということです。
今後はガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車、燃料電池車などと共存する状態が続くということかもしれません。EVで出遅れたといわれた日本の自動車産業の見通しが正しかったといえるかもしれません。
記事で取り上げているのは今後デジタルビークル(DV)競争になるとしていますが、これは既にテスラがタッチパネルを取り入れ、ソフトウエアをアップデートすることで最新の情報に接することができるというものです。
タッチパネルとインターネット回線で機器をつなぐこと自体は新しいものではありませんが、今後は自動運転とセットで社内で何をするかが重要になってくるということでした。
こんなに早く電気自動車の伸びが頭打ちになるとは予想外でしたがそうはいってもIoTの流れだけは止まらないようです。
常につながっていることのメリットがどれほどのものかはわかりませんが、自動運転になれば特別な空間と時間が生まれることになるので今後はこの時間と空間の使い方を対象にしたサービスや商品が生まれてくるのでしょう。
水野健司特許法律事務所
弁護士 水野健司