筆者の夫はアフガニスタンの帰還兵で鎮痛剤依存と戦争による喪失感で苦しめられたことから白人至上主義(KKK)に加入し友情を感じていました。ある日筆者である妻はこれを知り、夫を救うため、元ネオナチでトラウマからの救済をしている活動家と面会させ、そして彼の勧めにより戦争中敵とみなされていたイスラム教徒と会うことになります。そして徐々に彼らの間に友情が芽生え、依存症と白人至上主義から離れることができたということです。
筆者は、憎悪よりも優しさ、分断よりも結束というように、世界でますます深まる分断の流れが人としての生活に何もよい影響を及ぼさないことを教えてくれます。
水野健司特許法律事務所
弁護士 水野健司