自民党の総裁選挙に女性3人が候補に挙がっており、日本初の女性首相が生まれるのではないかが期待されています。
記事では日本や米国はもちろん、先進国でも女性が大統領や首相など元首になった例が意外と少ないことが指摘されています。
近い所では、最近までドイツのメルケル首相が大きな存在感をもっていましたが、それ以前となるとイギリスのメイ首相とサッチャー首相まで遡ることになります。イギリスは、エリザベス女王が長い間存在していたため女性の政治家が多い印象ですが、首相となるとそれ程数は多くないですし、フランスでも女性が大統領になったことはありません。
日本でも過去に女性で首相候補といわれた政治家は多くなく、土井たか子氏、田中真紀子氏、そして小池百合子氏など名前が挙げられています。
今回は自民党の中でも本命といえる存在がなく、高市氏、野田氏、上川氏のいずれにもチャンスがありそうで女性首相誕生への期待感が高まります。
そもそも日本は政治家や経営者などで女性の占める割合が国際的に低く、多様性のある視点をもった人物が首相になることで、男性的な駆け引きが支配する政治の世界にも変化が起きるのではないかとの期待感があるのは確かです。
自民党総裁候補は10人近くが候補者に挙がっており、いずれにしても各候補者の政策やビジョンなど多様な議論がなされるのが楽しみです。
水野健司特許法律事務所
弁護士 水野健司