2022年はオープンAI社がチャットGPTをリリースし、2箇月で1億人のユーザーを獲得するという大きなブームを引き起こしました。
記事では、次世代のAI分野のリーダーとなるであろうサム・アルトマンの人物像を描いています。
記事によれば、アルトマンは野心家でAIが人間の英知を超えることを信じていること、自らを原爆の開発者であるオッペンハイマーと重ねていることなどが紹介されています。
メディアは、この人物に人類の将来をゆだねられるかという観点から人物像に注目していますが、オープンAIは今後ソフトウエアのソースコードを公開することはないだろうと発言しており、AIの判断アルゴリズムがブラックボックスの中に置かれるとすれば、そこから生まれてくる情報の根拠が予測不能となり、極めて信頼度の低いものとなってしまうと考えられます。
AIはAIが作るのではなく、人間が作る物であり、必ずそのアルゴリズムが存在するものなので、情報世界の民主化を進める必要があるようです。
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