2024-01-01から1年間の記事一覧

「外国人家事労働者は少子化の切り札か」(Newsweek日本語版2024年9月10日号)

韓国ソウルでは試験的運用としてフィリピン人家事労働者100人を採用し少子高齢化に歯止めをかけようとしているそうです。 ただし現実は意図した効果が得られるか疑問視されているそうで、家事労働者の国家資格があるというフィリピン人労働者に最低賃金を…

デジタルを使ったマーケティングにはどのようなものがあるか?(「コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略」、第8章~第12章、フィリップ・コトラー 他2名 著、朝日新聞出版)

デジタルを使ったマーケティング手法として、データドリブンマーケティング、予測マーケティング、コンテクスチュアルターゲティング、拡張マーケティング、アジャイルマーケティングが紹介されています。 今となってはどれもよく知られた手法ですが、改めて…

『ハンセン病隔離と継承された「生」』(Newsweek日本語版2024年9月3日号)

琉球でもハンセン病患者が差別・迫害され、療養所に隔離されてきた歴史があり、現在も療養所では30人が生活しているそうです。 第2次大戦中は国辱であるとされて競ってハンセン病患者が強制的に施設に送り込まれたとされています。 これまでに3000人以…

デジタルトランスフォーメーション(DX)を戦略的に取り入れて効果をだすには?(「マッキンゼーでREWIRED」、section1-3、エリック・ラマール他2名 著、東洋経済新報社)

デジタル化、生成AIを自社の業務に取り入れなければ今後大きく後れをとってしまうと考える経営者は多いはずですが、DXで成果を得るところまでもっていくのはかなり難しいのが現実です。 ここでのアプローチは顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)の流れと…

「初の女性首相が生まれる日」(Newsweek日本語版2024年9月10日号)

自民党の総裁選挙に女性3人が候補に挙がっており、日本初の女性首相が生まれるのではないかが期待されています。 記事では日本や米国はもちろん、先進国でも女性が大統領や首相など元首になった例が意外と少ないことが指摘されています。 近い所では、最近…

「Who Gets what (フー・ゲッツ・ホワット)―マッチメイキングとマーケットデザインの新しい経済学」(アルビン・E・ロス)

腎臓移植は血液型など適切な組み合わせでなければ成功しないが、例えば夫が腎臓移植を希望し、妻が腎臓を提供できる場合、どのようにして多くの患者を救うための腎臓移植を成功させるか、これには病院の患者の囲い込みなど多くの利害が関わることになります…

「タバコ企業と医療者「禁断の癒着」」(選択2024年8月号)

日本国内ではほとんど報道されていない記事ですが、イギリスやアメリカの雑誌や新聞などで大きく取り上げられているとされています。米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)が東京大学や京都大学の研究者に加熱たばこに有利な研究を発表する代わり…

「共産党 「ポスト習近平」の中国に備える時が来た」(Newsweek2024年9月3日号)

記事によると今年習近平は7月30日から8月19日まで公の場に姿を見せず、8月19日も習近平の映像が公開されたのが夕方になったということで重病説が流れているそうです。記事によると脳に血管障害がありながら手術をせず漢方薬による治療をしたという…

「データサイエンスと経営を結び付ける方法」(ハーバードビジネスレビュー論文)

この論文ではデータサイエンスの成果が経営者にわかる言葉で伝達されないという「ラストワンマイル問題」に対する取り組み方法が提示されています。 統計学的な客観性を重視するデータサイエンティストと実務的な人事や方針などを決定する取締役には知識も関…

「ソフトの安全保証 数学に「解」探る」(日経サイエンス2024年9月号)

記事によると自動運転システムでは他の走行車の動きに応じて最適解を導かなければならず、しかもリアルタイムに処理しなければならないとすれば計算量が膨大となり走行が追い付かなくなってしまうという課題があったそうです。 それを蓮尾一郎教授のシステム…

「医師志望者が海外に流出している」(Newsweek日本語版2024年8月27日号)

記事によると日本人が、ハンガリーなど比較的学費や生活費の安い大学の医学部を英語で受講し、EU内で医師として働く道を選んでいるとしています。ハンガリーの医学部では最近30人程度で推移しており、昨年は44人になっているそうです。EUでは奨学金も充…

「陸空両用の「空飛ぶ車」 社会を変える「ASKA」の挑戦」(Wedge2024年8月号)

会長のカプリンスキー真紀氏1977年愛知県生まれの日本人女性でイスラエルで商社勤務中にイスラエル人の夫と知り合い結婚されたとのことです。 2018年から米国シリコンバレーで現在のASKAを立ち上げ空飛ぶ車の実証実験を繰り返しているとのことです。…

「埼玉クルド人コミュニティ 第2回 「標的」の変遷 安田浩一」(世界2024年9月号)

記事によると埼玉県川口市に居住するクルド人グループを快く思わない日本人により醜悪なヘイトスピーチが行われており、集団によるデモ行進に発展しているとのことです。 クルド人が経営する飲食店には「クルド人出ていけ」といった幼稚な内容のいたずら電話…

商いのレッスン:地域密着の心得(Wedge2024年8月号)

地域密着のチェーン店として紹介されているのは北海道南部で飲食店を展開するラッキーピエロです。 この地域ではマクドナルドを抑えて絶大な支持を得ているとされています。各店舗がユニークなコンセプトで個性を発揮しており標準化されたマクドナルドとは対…

「プーチン神話を脅かす越境攻撃」(Newsweek日本語版2024年8月27日号)

記事によるとこの8月ウクライナ軍はロシア西部のハリコフ州に越境の奇襲攻撃を仕掛けわずか3日間で1千平方キロメートルを超える領土を制圧したとされ、ロシア側では10万人が退避し、多くのロシア兵が戦わずして投投降したとされています。 ウクライナに…

「スマートグローブ ピアノの演奏技術を触覚を通じて伝授」(日経サイエンス2024年9月号)

米MITのグループが開発したのは、指先に当たる部分に振動で信号を知らせることのできるセンサを埋め込んだグローブ(手袋)です。 記事によるとピアノの演奏に応じて指先の振動で練習者に正確なタッチをガイドしてくれるとしています。ミスタッチをすると強…

「赤っ恥 イランのイスラエル報復は」(Newsweek日本語版2024年8月27日号)

ハマスの最高幹部であるハニヤ氏が、イランの首都テヘランのゲストハウスで殺害されたことからイランの最高指導者のハメネイ師はイスラエルに対する報復を宣言しています。 これまでハマスやアルカイダの指導者はイラン国内にいれば危険は及ばないという前提…

「判断する人工DNA」(日経サイエンス2024年9月号)

記事によると自然界の隠れた情報処理能力を使って18枚の白黒写真を3つに分類できたとしています。 試験管の中でカスタムの人工DNAで画像のピクセルが明るいほど液体中のタイルが多く存在するように設計して冷却するとモザイク状にタイルが組み上がり、1…

ランサムウェア攻撃にどう対応すべきか。

「企業研究KADOKAWA」(選択2024年8月号)によると、メディア大手KADOKAWAが管理していたシステムがロシアのハッカーに侵入され、一旦は身代金を支払ったものの、追加の請求を受け、これに応じなかったため、通信制学校に登録していた個人情報や個人事…

「自分では気づいていない特権を周囲のために活かす」(ドリー・チュー ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネス准教授、「リーダーの持つ力」、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部)

異性愛者(ストレート)の人にとっては何でもない週末の話題やデスク回りの家族の写真も性的マイノリティの人(LGBTQ)にとってはストレスに感じることがあるように、自分が多数派に属している場合それを意識することは少ないものです。例えば米国であれば、…

「生成AIをローカルで使えるCopilot+PCが続々」(日経パソコン2024年7月8日号)

米国マイクロソフトが生成AIをローカルで処理するための演算ユニットであるNPU(Neural Network Processing Unit)を搭載したPCを発売したとのことで、その処理速度は1秒間で45兆回(45TOPS)だとのことです。 他にもHPやDELLなどからも処理能力の高いP…

「トヨタ「下請法違反」は際限なし」(選択2024年8月号)

記事によるとトヨタの90%出資子会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)がサプライヤーに対して自社所有の金型を補完させていたにも関わらずその対価を支払っていなかったことについて下請法違反であるとして公正取引委員会から指摘をうけ…

「中国「三人っ子政策」の公的文書流出「強制出産」への懸念広がる」(選択2024年8月号)

記事によると中国地方都市の内部文書として、人口減少対応策として共産党幹部などは三人っ子政策を実行するようにとの指示文書が発覚しSNSで拡散されたとのことです。 今後は幹部の身内では強制出産への圧力が高まるのではないかとされています。 日本の少子…

「 AIファースト・カンパニー――アルゴリズムとネットワークが経済を支配する新時代の経営戦略」(マルコ・イアンシティ、カリム・R・ラカーニ著、英治出版)

筆者はハーバードビジネススクール等でデジタル戦略を担当する教授陣です。 アマゾンやマイクロソフトに代表される巨大テック企業がいかにして現在のデータ処理(オペレーションモデル)を構築して優位性を確保したか、そしてこれに失敗したノキア等がなぜ消…

「米国法律事務所が中国ビジネスを縮小 弁護士削減やオフィス閉鎖が加速」(選択2024年8月号)

記事によると米国の中国在留法律事務所で弁護士を削減したり拠点オフィスを閉鎖する動きが加速しているとされています。 これはコロナ後の不動産価格の下落など経済状況が悪化していることに加え、反スパイ法の改正で中国の保安当局がコンサルタントや法律事…

AI技術を経営にどう生かすか?

経営人材育成のオープン講義でAIに関する話を聞かせていただきました。 近年の生成AIを含めて人工知能のブレイクスルーは深層学習にあり、文章、画像、音声、ロボット制御などいずれにしても数値を入力して数値を出力することになること、深層学習で一定の成…

「政治家の「一方的な発言戦略」は危険」(Newsweek日本語版2024年8月6日号)

フランス人記者によって書かれたものですが先日のフランス下院選挙で国民連合が決戦投票で敗れ左派連合が1位になったことについて同じようなことが日本の選挙では起こりにくいのではないかということに関して、日本とフランスの政治状況の違いいについて説…

生き残るために戦略の見直しが迫られている

令和6年6月8月6日は対面で丸山講師の指針作成編を受講することができました。 丸山先生の話では、生成AIの発展により提案書を作成する業務はかなりよいレベルにあり、コンサルタントの業務が脅かされる状況にあるとのことでした。 そして21世紀型企業…

「信念も熱狂もないスターマーって?」(Newsweek日本語版204年7月30日号)

イギリスの新首相であり労働党党首のスターマーについての記事ですが、分断が進み保護主義的な勢力が台頭してきている世界にあって、この人物は強い理念をもたず、新しいイギリスなどという大胆な政策を打ち出さないという点に特徴があるようです。 これまで…

地域未来創造企業を目指す

令和6年7月30日フォーラム地区責任者会議で株式会社羽根田商会の佐藤祐一氏から報告がありました。 今後自動車の電気化が進むとバッテリーの重量を解消するため車両は軽量化が進むようになり従来の部品も大きく変わるだろうということでした。 市場が大…