筆者は韓国籍ですが、韓国ではキャッシュレス決済が世界で最も進んでおりキャッシュレス決済率がなんと95.3%になっているとのことでした。中国でも83.8%で、世界ではキャッシュレスが標準化しているといえるのに、日本は32.5%で未だに現金を使う場合が多く、特に田舎では現金決済しかできないお店も多いとのことです。
韓国では、国の政策としてキャッシュレス化に取り組んだ結果であるとのことですが、日本に観光に来る韓国人や中国人は日本が技術面で遅れていると感じる人がいてもおかしくない状況のようです。
日本では現金に対する信頼が高く、偽札や盗難にあうことが比較的少ないことからキャッシュレス化が進まなかったという事情もあると思いますが、日本もキャッシュレス化に取り組んでいることは事実であり、この数字だけを見ても新しい制度に対して受容する能力が低くなっているのかもしれません。
ただし、日本のお店がもつ、おもてなしの精神、「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」という丁寧な対応までも世界標準に変える必要はないようです。