在日ジョージア大使の筆者が阪神淡路大震災に際し父親が義援金を送ったところお礼の手紙が送られてきて非常に驚いたとのこと。父親は旧ソ連出身で金銭の流れが明らかになることはなく自身が寄付した金銭がしっかりと被災者に届いている実感を得られたことに驚いたということでした。「さすが日本人」というのが口癖だったとのことでした。
言うまでもなく日本は地震の経験が豊富でその都度復興を果たしてきた経験をもっており、今回の能登半島地震に対しても日本らしいやり方で復興を遂げるであろうと期待を寄せています。
日本も国際化や多様化が進み、昔ながらの助け合い精神というものを見失いそうになることもありますが、たびたび発生する地震の前ではインターネットもスマホもつながらず、地域の人たちとのリアルなつながりが大切になることを改めて教えてくれます。
外国人から見た日本人の古き良き慣習は日本や日本人のアイデンティティでもあり大切にしなければならないものだと感じます。