イスラミックステート(IS)が殺人を繰り返し勢力を拡大していたのは約10年前のことでした。日本でも安倍首相を名指しした脅迫状が送られ日本人が殺害される事態となりました。
現在ISの戦闘員はイラクやシリアの刑務所に収容されていますが記事によるとその人たちの処遇は悪く、社会でも受け入れられず極めて厳しい状況におかれているようです。
有罪とされて収容されている人たちの中には当時少年兵で当時の記憶もあまりない若者であったり、外国からISに応募して戦闘員に加わった者もいるとのことで、そのような若い人たちに自己責任として社会から排斥されるのも代償として大きすぎる面も感じられます。
当時はSNSなどを通じてヨーロッパから若者や女性が安易に国境を越えてISに加わるという現象が起きておりその手法に各国の政府が追い付けない状態となっていたのが思い出されます。
日本国内からISに加わった事例は多くはなかったでしょうが、過去には宗教や思想集団で同じようなことは日本でも起きており、この記事のタイトルが示すようにISの問題はまだ終わっておらずこれを教訓として再発を防止する措置や元戦闘員をどのように社会の中で受け入れていくかを考えていかなければならないところです。