音声合成、音声認識、生成AIの技術を組み合わせれば、語学レッスンもPCやスマホでできるようになることは、想像できるものかもしれません。
Duolingo、speak、ELSA AIといったアプリでは、いずれも学習者との会話を通じて学習者の発音を修正したり、例文を示したりして、学習者がレベルに合わせて英会話を学べるようになっています。
以前からテープを繰り返し聞いたり、ラジオやテレビの英会話番組で学習する方法はありましたが、AI技術を使うことで学習者の発音や表現方法をチェックして修正することが可能になっている点で一線を画しているのかもしれません。
ただ、英会話は異文化との交流、外国人の思考態様や生活様式を人と人との接触を通じて学ぶということにも大きな意義があり、この点をどこまでカバーしているかということが英会話AIシステムの成功にかかっているように思います。
逆にいえば、英語の発音や表現をマニュアル通りに矯正するだけであれば、人間の英会話講師に存在意義がなくなるということであり、機械でなく人でなければできないサービスを提供できなければ、英会話教室がAIにとって代わられる事態になるということでしょう。