「まあ、空気でも吸って」(海老原 宏美、海老原けえ子、㈱現代書館)

 筆者は全身の筋肉が萎縮する脊髄性筋萎縮症II型という難病で障害者の社会進出を訴えています。

 エレベータもない地域の普通高校に車椅子で通い、同じ高校内の生徒に声をかけて車椅子を4人で担いでもらう、大学では自ら介助のボランティアを募集して両親から離れて自立した生活を目指しました。

 人工呼吸器が必要になった後も人工呼吸器とともに電車に乗り、社会に出ていくことで障害者も等しく前向きに生きていけることを実現しました。