医療機器:衝撃波で注入する針なし注射器(日経サイエンス3月号)

 名古屋大学の市原助教のチームが糖尿病や不妊治療など自己注射が必要な人たちのために皮膚の上にシートを張り、電気で衝撃波を与えることで薬剤(粒子)を皮下組織に注入することに成功したとのことでした。

 注射器の針は感染症の原因にもなり、廃棄するのも細心の注意が必要な上、針を腕などに刺す際も誤って神経を傷つけてしまったり、何よりも苦痛が伴うものであり、注射を針なしで行えることのメリットはかなり大きいと思います。

 チームは、数年以内程度で実用化を目指すとのことで、大いに期待したい技術です。

 

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