筆者によればダイハツの長期にわたる大規模な不正は組織のガバナンスが機能していなかったことに原因があり、これを自己中心的な考え方をする社風に求めるのは疑問があるとされています。
筆者によれば、製造現場では限られたセクション毎に責任をもって管理を行うという体制は、自己中心的という要素もあり、一概に悪いともいえないということです。
経営陣に責任があることは間違いないにしても、単に責任を追及して誰かが辞任するとしても、今回のような問題は市場で求められる品質水準と現実にはそこまで高い水準の品質が必要がないという現場レベルの感覚との間に乖離があること自体も、問題であるようにも考えられ、問題の原因を分析してみる必要があるように思います。