記事によると血流を検出することで、楽曲を聞いたときの状態からその曲がヒットするかしないかを97パーセントの確立で当てることに成功したということです。これは曲を聞いた時の情動や没入感が血流に影響を及ぼすことを利用して、判断しようとする試みです。
この技術については懐疑的な意見も多く、確定した技術とは言えない状況ではありますが、このような取り組みは確実に人間の情動をコンピュータが把握できる段階へと進めていくでしょう。
既にコンピュータは自分よりも自分のことをよく知っており、何に感動し、何に不満をもつかということを自分以上に知っている存在になろうとしています。
歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリは、このことについて強い警鐘をならしていますが、気が付いたときは既に遅かったという事態になってしまうのではないかということです。