スタートアップに優しい企業と厳しい企業

 スタートアップに関する研修会を受講して、大企業でもスタートアップに優しい企業と厳しい企業があるとのことでした。

 少し前であれば、大企業はスタートアップや中小企業に対して厳しく、知的財産の帰属でも全て大企業となってしまうことが多かったそうですが、現在は分野によってはスタートアップ企業に特許権等の帰属を認めてくれる企業も出てきているとのことでした。

 公正取引委員会の報告でも大企業に一定の譲歩を求める基準が報告されているとのことです。

 現在はスタートアップ側もSNSなどで横のつながりがあり、相互に情報交換をしていることから、スタートアップに厳しい大企業は長期的にみればスタートアップから敬遠されることになり、イノベーションで後れをとることになるであろうということのようです。

 日本ではスタートアップが育ちにくいといわれていますが大企業側でもスタートアップとともに成長していくという考え方をとる経営者が増えればもっとイノベーションが育ちやすい風土になるのでしょう。

水野健司特許法律事務所|技術・知的財産、外国企業との契約書を中心に解決 (patent-law.jp)